子供が不登校になり「見守る」ことが大事だ!とか言われますが、いざその立場になって『「見守る」って何~!!』と私はなりました。
きっと同じようなことを思う方は多いのかなと思います。
そもそも見守っているつもりだけど、これって「放置」と何が違うのだろう・・・とか不安になりますよね。
私が思う不登校の「放置」は、子供に関心を持たないことではないかと思っています。
だから、子供のことを心配している親は「放置」とは違うと思うんですよね。
とは言え・・・じゃあ見守るって何するの?となる訳ですが、私が不登校の子供を「見守る」期間にやって良かったことについて、具体的に書いてみようかと思います。
また、「見守り」から子育てについての気づきがありました。それも最後に書いていますので最後まで読んでいただけると嬉しいです♪
不登校の見守りは放置じゃない!見守り中にして良かった3つのこと
見守りする中で、私がやって良かったなと思ったことは大きく3つです。
- 雑談をする
- 小言を言わない(減らす)
- 自分(親)のメンタルを整える
雑談をする
子供と話をする機会をできるだけ作るようにしました。もちろん話したくないほど疲弊している時は無理やり話をしても意味がありません。
我が家の場合、息子はゲームが好きなのでゲームをしている時に「今のところすごい動きだったね」などの声掛けから始めました。そうすると話たければ向こうからそのあとはどんどん話が出てきます。
娘は絵が大好きなので、絵を描いているところを見ると嫌がるので「見せてもいい絵があったら見たいな」と言うと、見せてくれることが増えました。そうするとその絵を見ながら、「ここはどんな風に描いたら、こんなきれいな色になるの?」とか話を膨らませていけば、娘もまた沢山話をしてくれました。
雑談ってとても大事なことだと思います。
こうやって雑談をしようと思ってやってみると、実はじっくりと子供の興味のあることに耳を傾けていなかったように思うのです。
何となく聞いていたり、何か作業しながら「ながら」で聞いていたり・・・
雑談すら適当にしている状態で、大事な話なんて子供がするはずがないんですよね・・・私はこのことをだいぶん経ってから気が付きました。
我が家は今や、なんだかわからないほど趣味の話を息子も娘もしてくれます。もちろんその他も話も沢山してくれます。
はっきり言ってお腹いっぱいの時もありますし、ちんぷんかんぷんの時もあります。でもこの瞬間は、長くは続かない、いつかは終わってしまう、ほんの短い一瞬の時間なんだと思うと、もう少し話を聞こうかなと思えたりします。
子供とお腹いっぱい話せる時期はあっという間です。
ちょっと面倒と思うときもあると思いますが、聞ける時は聞く聞けない時は、今はごめんと伝える。きっとこれだけでも親との信頼関係は作れるのではないかななんて思っています。
小言を言わない(減らす)
小言、つまり「指示」や「禁止」の言葉を言わないようにする。
これってとても難しくないですか?わかっていても、つい言ってしまいがちです。
「もうそろそろ起きたら?」
「これをやらないとゲームはしたらダメ」
「お茶碗はさげてね」
何だか、気が付いたら「しつけ」という名のもと小言を言っていたりします・・・(^_^;)
不登校になったばかりの時、本当に心はエネルギーが無い状態です。だからこそ、小言を言いたくなるからこそ言わないということを意識することが大事だと思います。
例えば、自分が辛い状態なのに
「部屋が汚いけど片付けた?」とか「夕食お惣菜なの?(ご飯作れを遠回しで言われる)」とか言われたら、きっと辛いですよね。
私だったら発狂します(^_^;)
子供もこの時期はこんな状態だという事を意識して対応すると良いのかなと思います。この小言を減らすだけでも、かなり回復するんじゃないかなと思います。
自分(親)のメンタルを整える
2つほど子供のためにしたら良いなと思うことを書きましたが、自分(親)のメンタルを整えることがまずは一番大事だと思っています!!!
自分のメンタルを後にしがちですが、自分のメンタルが整ってこそ子供のメンタルも落ち着いてきます。
急に自分のメンタルを整えるって難しいかとは思いますが、私は2つのことをしました。
それは・・・
- 自分の時間を作る
- 自分にご褒美をあげる
って言いながら、なかなか難しい。。。と思われる方もいると思います。
特に、「自分の時間なんていつ作るんだ!」と私自身思っていました。
娘が情緒不安定になっている時は、何かと「お母さん、お母さん」とくっ付いていて簡単に時間が取れる気がしませんでした。
初めは5分でも10分でも良いと思います。
私は自分の時間を作るためにこんなことをしました。
- トイレで10分くらい長居して、好きな曲を聴く
- 買い物に行ったときに、ぼーっとする時間を作る(何ならコーヒーをコンビニで買って車で飲む)
- 子供とお風呂に入った後、先に上がってもらってから15分くらいお風呂タイムを楽しむ
- 朝、30分早起きをして漫画を読む
こんな感じで、小さな時間を作るようにしました。そしてその時は全力で楽しむぞ~と楽しむようにしました。
ご褒美は、お高いチョコを買って食べたり、高級なバスボムを買ってお風呂で香りを楽しんだり・・・
自分に趣味がある方は、それに没頭する時間を作るなんてのも良いと思います!
5分、10分しかなくても時間を作ったと意識するだけでちょっと気持ちが違います。そしてそんなことをしているうちに、自分の心もお子さんの心も少しずつ落ち着いてくれば、気が付けばがっつりと自分の時間が作れていることに気が付くと思いますよ♪
見守りを通して気が付いたこと
子供が不登校になって「見守る」が何かわからず、このような感じで私は進めました。時間がかかる部分もありましたが、少しずつ少しずつ子供の笑顔が増え、自分自身も笑う時間が増えていきました。
こうやって「見守り」をすることで、実は気が付いたことがあります。
それは私が、「雑談」を疎かにし「小言」ばかり言っている、小言ババアだったということです。
もし、私もそうかも・・・と少しでも感じた方は、一度一日の中で、自分が子供に話した回数が「雑談」なのか「小言」なのかをカウントしてみると良いと思います。
私の場合、驚くほど「小言」が多かったように思います。
そりゃ家で休めるはずがない・・・そう思いました。
子育てや家事をしている横でずっとやり方の注意を受けたり、細かく指導されたら…正直しんどいですよね。
もちろん「しつけ」として言わないといけないことはあるでしょう。
でも何でもかんでも言えばいいというものでもないなという気付きを私はこの不登校の中で気づかせてもらったな、と思っています。
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