感覚鈍麻が治った気になっていた!が・・・違った!

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感覚鈍麻(かんかくどんま)という言葉は、子供がある程度大きくなるまで私は知りませんでした。

小さいころから息子は「この子は痛みに強いな」と薄々感じてはいたのですが、それが『感覚鈍麻』であることは知らなかったのです。

そしてその後、息子が感覚鈍麻なのだろうと思うに至ったのですが・・・

時間とともに感覚鈍麻が治ったのでないか?(治るという言葉は違う気がしますが、そういう風に感じたということです)と思うようになったのです。でもそれは大きな間違いでした。

そのエピソードを今回は書いてみました。そしてその後、感覚鈍麻の息子に大事なことをいくつか話をしました

もしかしたら、感覚鈍麻が治ったかも?と思った方や、感覚鈍麻のお子さんに伝えておいたら良いことについてまとめましたので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

目次

感覚鈍麻だった息子

ある日、まだ息子が1歳だったころ目の横を1~2㎜程度切った状態で私のところへやってきました。そして息子は「こっち」と私の手を引っ張り、「ここ、コツンした」と目の横を見せてくれました。

びっくりしたのと同時に目の中をケガしなくて良かった、とホッとしたことを覚えています。

また1~2㎜程度で息子は泣きもしなかったので、擦り傷だろうと思ってしまい気にしていなかったのですが・・・中3の息子、いまだに傷跡が残っています。今思うと、1~2針縫うくらいの傷だったのでは・・・なんて思うのです。

そんな風に過ごしていくうちに、息子がこけても泣かない、顔に大きな青あざを作っても泣かない、鉄板で火傷したときも泣かない・・・何だかわからないけど「うちの息子が泣くときはかなりヤバい時だ」、そう思うようになりました。

発達障害のことを少しずつ勉強するようになってから、ようやく『感覚鈍麻』という言葉を知ることになりました。

感覚鈍麻は治ったと思っていた

息子が小学校に入った頃から、ケガをすると泣いたり痛いということが増えてきました。

初めはケガをして泣くと、うちの息子が泣いてる!!!これはヤバいやつだ!と思って、かなり慎重に対応してきましたが、どうもそうではなさそうなことが続きました。

あれ?感覚鈍麻だと思ったけど、大きくなるにつれて痛みを感じるようになったのかな?感覚鈍麻は治った?ということなのかな??なんて思っていました。

そして、そこからはケガをしても泣いても普通の対応をするようになりました。

そしていつしか感覚鈍麻について気にすることは無くなったわけです・・・。

感覚鈍麻は感覚鈍麻

息子は中学生になり、ある日ズボンのお尻の部分にシミが付いていることに気が付きました。

そして、じんわりと血も滲んでいるのです。

息子にお尻に「できもの」が出来てるんじゃないの?と話をすると、「え?わからない。そういやそんな気もする。」と言います。夫にお尻を見てもらうと、結構ひどいことになっているとのこと。

慌てて皮膚科に行き、お尻をみてもらい薬を処方してもらいました。

そして「できもの」は治り、最近お尻の調子はどう?と聞くと、「特に気になることはないよ」と息子は言います。そしてズボンのお尻の方に目をやると・・・シミになってるのです。。。

おかか

ん??
ズボンのシミ落としたはずだけど、落ちきれてなかった??

なんて一瞬思いましたが、イヤイヤそんなことはないはず。

そう思って夫にまたお尻をみてもらうことにしました。

そうすると・・・

お尻のできものは良くなってきていたのですが、かゆくて搔いてたらしく、お尻のできものは再び悪化、更になんと「とびひ」もできて、カオスになっていました(^_^;)

そしてようやく私は思い出しました。感覚鈍麻だと。

今まで治ったと思っていたのは、目に見える範囲にできた傷だったからなんだと思いました。

目に見えるから痛いような気がする・・・という事だったのではないかと。

見えないところの傷は、全く気にならない。つまり息子は変わらず感覚鈍麻なのだと思いました。

そしてふと思ったのです。目に見えない痛みには気が付かないということは、体内の痛みにも気が付きにくいのではないか?と。

これは結構やっかいな問題だぞ!そう思いました。

それから今後のことを考えると、息子にはこの事をしっかり話しておく必要があると感じ、

  • 目に見えないところで何か違和感を感じるときは早めに伝えること
  • 特に見えないところでも、例えば胃などお腹の違和感は早めに伝えること
  • 痛みでなくて違和感の段階で伝えること
  • 痛みに強い体だからそれを自分で自覚しておくこと

この4つについて話をしました。

今後、息子が大人になり少しでも意識して変だぞと気付けることはとても大事なことだと思います。

今後も、何かある時は意識付けとして声掛けをしていこうと思っています。

感覚鈍麻だと思っていたのにそうではなくなったかも・・・と思っている方がもしいらっしゃれば、このようなことがあるかもしれませんので、少し気にしておかれると良いように思います。

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